Worldias Chronicle(邦題:ツンデレ戦記)

株式会社トミーウォーカーのPBW『シルバーレイン』のキャラブログ。

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All day will old, World will wared.

……何故だ…。何故守れない…何も守れない…いつでも…何処でも…誰も…守れない…。


彼が最後の「お泊り遠足」を終え、二ヶ月が過ぎた。「親友」を含む、少なくない数のクラスメイトを失った彼は、この二ヶ月間、常に自問自答を繰り広げ、自らを責め立てていた。
そして、時間と共に傷口が塞がるように、時間が、彼の心を少しずつ楽にしていく、その大事な時に、悲劇は起こった。


「ウォルディ様…お姉さまが…ウィンディ様が…事故に…お亡くなりに…」

電話ごしに言うメイドさんの言葉を最初は理解出来なかった。誰?お姉さま?ウィンディ?…ウィンディ=ウィルウォード?え?…何?いつ?何処で?…え?誰が…? え…?何故…?


確か一週間ぐらい前に日本へ行くって喋ったじゃないか俺はその時勉強と言ってその場を離れたかったクラスメイトの事で頭が一杯だった自分が守りたいものを未だ何も守れていない事が恥ずかしかったあれからまだ答えは出ないけど少しずつ納得しようとしてたしこのままで時間が解決してくれるはずだったなのに姉さんが死んだまた死んだ誰だろうと何だろうと何時何処でだろうと死んだ死んだ死んだ何故何故何故何故何故


「わあああああああ!!!!!」




眠っている姉さんは、綺麗だった。ウィルウォードでは、土葬の習慣がある。全時代的な選民、エリート思想を引き摺っていると言えば聞こえが悪い。先祖から土葬だったので、取り立てて火葬にしする気も無いだけだ。
棺にはたくさんの花を添え、神父達の奏でる一連の鎮魂歌を聞きながら、考えていた。


何も守れない。誰も守れない、いつも守れない。何処でも守れない。…何故、守れない?

父や母は、俺が小さくて無力が故に死んだ。だから、この道を選んだ。

クラスメイトは、俺の力が及ばないが故に死んだ。そして、力を学んだ。

姉さんは……俺が力を欲するが故に…死んだ。姉さんを守るための力…手に入れるために学んだ。…学ぶために…離れた。離れたために…死んだ。

結局何も守れなかった。もう、守りたいもの、守らなければならないものなんて…

………そうか……そうだ。…俺はウィルウォードだ。元より、「守る。」という発想がおかしいかったんだ…。
俺の血に刻み込まれたイニシャル…「W」 DefendやProtectに、Wの字は無い。だからWhat,When,Where,Who,そしてWhyが無理矢理くっついた。だから今までは出来なかった。

出来ることをすればいい。そうだ。今まで死ぬ気で、「W」が付かない事をやろうとしていた。ならば、「W」なら、出来ないハズは無い。

Wining(勝利)World(世界) Will(意志)War(戦争)…他にも色々ある。…そうだったんだ。
「護りたいモノは、守る事では防げない。脅威が存在するその世界に挑み、戦い、勝つ。そうやって護る。それが俺の、ウィルウォードの答えだ。」




その悩みは学問のような深さで彼を苦しめていたが、その時、彼の中で何かが吹っ切れた。絶対の自信、絶対の誇り、絶対の力を確信した時、彼の「常識」に亀裂が走った。

姉…の霊だろうか。白い魂魄のようなものだが、確実にシルエットは姉である。その謎の光が、最愛であったろう弟に、微笑んだ。

彼女は、突然の事に呆然と立ち尽くす弟に抱擁すると、優しく口づけ、そのまま、光は吸い込まれるように彼の中へ消えていった。




それからである。彼が「白憐蟲」を操るようになり、それと共に、「韻文詠唱」をトリガーとして、魔術の弾を放てるようになったのは。

彼の周りには謎が多すぎる。家族の死。この能力。頻繁に起こりだした非常識。そして、直感でその原因が日本であると感じ、彼は決意した。

自らの意志で「勝利」するために。自らの名前を自らの韻文に刻み、その証とする。

「All day will old, World will wared.」(日常は過去となり、そして世界が、戦う。)
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